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こんにちは!

前回のブログからすっかり長い間が経ってしまいました。
今月は嵐のような日々が続き、体はかなり疲れてますが、とても充実し、今までで1番と言って良い程の留学生活を送っています。
書きたい事は沢山ありますが、書ききれないのでとりあえず2つの演奏会が無事に盛況のうちに終了した事を報告致します!

まず今月15日はパリのショパンフェスティバルでコンサート会場であるバガテルBagatelleで演奏させてもらいました。
会場にあったのは非常に音色も美しく、日本にありそうな調律もしっかりされていた本当に良いピアノでした。
この会場はパリの隣のブローニュの森の中にバガテルというバラの庭園等があるとても有名で美しい所で、週末ということもあり散歩しに来る家族やご夫婦などの姿が多く、そしてホールには大きな窓もあり、演奏すると音が外にもれて庭園から窓でホールを覗いて演奏を聴いたりも出来る、とても面白いところでもあります。ステージ上にも植物があったり、外からの光も入って、お洒落なステージでした。
DSCN5424.jpg

DSCN5425.jpg

フェスティバル当日。知り合いからは聞いていましたが、ホール内には溢れんばかりのお客さん。そしてホールの大ドアは開放され誰でも演奏が気軽に聴けるようにされていました。
立ち見のお客さんも沢山いて、徐々にワクワクしてきました。
DSCN5439.jpg

本番では自分のいつも履いてるステージ用の靴とペダルがうまく合わず、少々気にかかり難しかった時もありますが、無事演奏終了。
聴衆も本当に大喜びの様で、このステージでブラボーが出たのは本当に嬉しかったです。
やはりヨーロッパのステージはうまく聴衆に受け入れられると反応がはっきりしていて、本当に楽しいです。弾きがいもありますし。
演奏終了後は友達や、いつも応援して下さってる方々が裏まで来て下さり、感謝の気持ちでいっぱいでした。
その上、ショパン協会からショパンのメダルを頂きました。このメダルがなんとショパンの顔が彫ってあったり、それに非常に重いんです。
こんな貴重な物を頂けて光栄でした。

その2日間は一応静かな日々でしたが、18日は4人のピアノとギターと合わせ;
そして19日は僕のついに22歳の誕生日でした。朝は寮の隣に住むポルトガル人がわざわざおめでとうを言いに来てくれ1日がスタート。
昼までソロを練習してその後は急いでパスタ作って食べて学校。
学校ではまず自分のソロの集団のクラス(いわゆる弾き合い)があり、いつもはクラスの最後に弾かされるのですが、この日はその後に伴奏の用事があったので1番最初に演奏させてもらい、その後同じ門下の試験用のショパンのコンチェルトの伴奏。その後はすぐにギターの本試験の伴奏をしにホール裏へ。ギタリストがソロを弾いてる時は待っていないといけないし、2人無事伴奏。その後すぐにソロのクラスに戻りまたもう1人のショパンの伴奏。その後またギターの試験の伴奏をしてもうくたくたな午後でした。でもギターの彼らは僕の伴奏に凄く満足して喜んでくれたので、とても嬉しかったです!
DSCN5440.jpg

その日の夜はさすがにクタクタで、夜は翌日の演奏会の準備もそこそこにして寝ました。

その次の20日は地方のお城でプライベートコンサートでした。
演奏会は何と言っても体が元気じゃないと集中して弾ききる事が出来ないので、出発前まで爆睡。
この日もいつも僕のお世話をしてくださっている日仏ご夫婦の車で出発。
まず初めに、1番最初に僕の演奏に非常に感激して、今本当に色々と僕のために考えて動いてくれてる女性の家へ。
そして田舎らしい心落ち着く場所で心も落ち着かせ、演奏会会場となるお城へ。
この20日は集まってくれる予定の方々全てが都合の合う日で、このお城のご主人の誕生日でもありました。しかしご主人には内緒でコンサート始まってからのサプライズという事だったり、色々と皆さんの特別な日だった様で、ちょっと緊張もしました。
しかしお城の中は本当にデコレーション等が美しく高貴な感じが漂い、そこあったピアノはエラールÉrardという非常に古く貴重なピアノでした。ここにあるピアノは「ロマンティックな音が出る」としか聞いてませんでしたが、このピアノはあのショパンも練習の時はこの種のピアノを使ってそうで、日本にいてはなかなか触れる事の出来ないピアノで本当に出会えて嬉しかったです。
DSCN5441.jpg

しかしかなり古いせいもあり、現代のピアノとはやはり全く違い、弾きこなすのはかなり困難でした。
こっちにでは逆に日本にあるような、既にきっちり調律もされ、鍵盤を押せば音が出るような簡単なピアノはなかなかありませんが、このピアノの場合は低音と高音がもう古いせいでどう試しても響きません。
自分では最近はかなりタッチはしっかりしてきたと思うし、周りからも言われる事もあるけど、それだけでは弾きこなせません。思い通りにピアノを使えないのが1番本番前に不安で、ピアノのアクションの反応も微妙に遅く、どうなるかと思いました。
本番ではいつも以上に1つ1つの音を出すのにかなりの神経とタッチの力も必要で、予想外にプログラム半分すぎで倒れてしまうかと思いました。緊張からではなく、いつもと違う音の出し方のせいで体力も早く使ってしまったし、体も変な震えが始まったりしました。
しかしどんな状況でも最後まで弾ききるのがプロなので、なんとか最後の曲まで弾ききり、集まって下さった聴衆も大喜びの様でした。もうこれ以上アンコールなど弾ける体力は残っていないはずでしたが、ブラボーと熱い拍手。そしてわざわざ自分のために集まって下さり、静かに最後まで聴いて下さった事に感謝し、力を振り絞って約1週間ぶりにショパンの英雄ポロネーズを弾きました。こういう時は思わぬ力が残っているようで、中間部の左手のオクターブもいつも以上にテンポも良く盛り上がって弾ききる事が出来ました。その後も拍手は鳴りやまず最後の最後にスクリャービンのエチュードop8.-12を弾いて演奏会終了しました。
DSCN5442.jpg

自分のいつもの僕の演奏とは違いましたが、とりあえず聴いた方々が喜んでくれたのが1番でした。
次弾く時はもう少し弾きやすい現代のピアノだと嬉しいです;笑。
この演奏会の後に、今度はまた他のお城でコンサート出来そうですし、あるフェスティバルにも出演できる事が決まり、本当に頑張って弾いて良かったです。

それにしても最近は特に僕の周りの方々が本当に自分のために動いてくれます。
特にいつもの日仏ご夫婦と1番僕の演奏を気に入ってくれてる女性や、ピアニスト。
なんと感謝したら良いか分かりませんが、いつも謙虚で感謝して生活しなければ、と思います。

長くなりましたが、また明日から頑張ろうと思います。

ではまた!
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2008.06.22 Sun l 日記,Diary,Journal l COM(0) TB(0) l top ▲

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